あなたの子どもは大丈夫?補助輪のつけっぱなしは危険!【プロンプトとフェイディング】
こんばんは。日常に戻り、リラックスしているまこっちゃんです。
明日は月曜日ですね。あなたのGWはいかがでしたか?
よかったらコメントくださいね!
今日は、補助輪のつけっぱなしは危険!という話です。
目次
自転車の補助輪の目的
いきなりですが、自転車の補助輪ってありますよね。あなたが自転車に乗り始めたときは、つけていましたか?補助輪。
僕はたしか、6歳くらいの時に自転車の練習を初めて、最初はしばらくつけていたと思います。
僕には3つ下の弟がいます。彼は4歳で補助輪なしの自転車に乗り回す、謎の子どもでした。
補助輪の目的は、乗れるようになるまでの1時的なサポートですよね。
「できるようになるまでサポートする」ということは補助輪に限らず、子育ての場でも、ビジネスの場でも、たくさんあると思います。
プロンプトとフェイディング
あなたは、「プロンプト」と「フェイディング」ということばをご存知でしょうか?
これは行動分析学でよく使われる用語です。
「プロンプト」とは、正しい行動が起きやすいように補助してあげることを言います。
「フェイディング」とは、補助を外す作業のことを言います。最終的にプロンプトなしで正しく行動できるように、徐々にプロンプトを外していくことです。
今回の自転車の例でいうと、「補助輪」がプロンプトで、「補助輪を外すこと」がフェイディングです。
補助輪はOK。実際の場では?
自転車の補助輪に関しては、つけっぱなしでも大丈夫だと思います。
しかし他の例では、つけっぱなし状態になっていることがよくあります。
例えば、中高生のお母さんなら、子どもを毎朝起こしたり、宿題をやるように促したり、もしくはなんでもやってあげるような方もいるかもしれません。
もちろん出来ない最初にサポートするのは必要なことです。
しかし、サポートを常にし続けると、子ども自身が自分で出来ない状態のままになります。
ビジネスの場でも、打ち合わせに常に同行したり、プレゼン資料を上司が構成を考えたり、といったことがよくあるそうです。
サポートする側は良かれと思ってやっていますので、子どもや部下の成長を阻害しているとは考えもしていない場合が多いと思います。
本当の成長や自立のために
本当の成長や自立の為には、サポートをやめて自分の力でできるようになること、フェイディングが必須です。
僕が家庭教師の仕事で、生徒さんに勉強を教えるときも、これを意識しています。
「自分で楽しくやる方法」が身に着いたら、最終的に家庭教師は必要なくなります。
こういうことを意識して家庭教師をやっていると、僕がやるべきことは計画を確認・修正したり、ピンポイントでどうしてもわからなかった問題を教えるだけになります。
そして間もなく、僕がいなくても1人でできるようになります。
僕が必要なくなったときは、少しさみしいですが、とてもうれしいものです。
ご家庭の負担も減りますね。
子育ても、いつまでも何でもやってあげると、何もできないおとなになってしまうかもしれません。
適切なタイミングでサポートを外して、本人の力を信じることがよいのではないでしょうか。
今日も、全てを楽しむことができる1日に感謝。
読んでくださって、ありがとうございます。
今日の1冊