一生つなわたり

一生つなわたり

初めての国際学会を終えて考えた、暗記型学習の弊害と、心から楽しんで学ぶための秘訣。

おはようございます。日常に戻ってきました。やりたいことがたまり過ぎててちょっとやばいまこっちゃんです。

とりあえず書きかけのブログ記事、更新しまくります!

 

まずは、国際学会での口頭発表について。27日に無事発表が終わりました。

発表前から反省点がいっぱい。それをまとめていくなかで、今までの勉強スタイルの問題を再認識しました。今日はそれをまとめてみます。

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 目次

初めての国際学会

理系の大学院では、学生は研究室に配属されます。

教授や、自分が研究したいテーマなどをもとに研究室を選び、

それぞれの研究テーマについて教授や仲間たちとともに、研究するのです。

研究成果がでれば、その成果を発表し、共有・ディスカッションする場が与えられます。

それが学会です。

学会にもいろいろな種類があります。理系と言っても本当に様々な研究分野があります。その分野ごとに世界のいろいろな場所で、学会が開かれています。

 

ここからは今回の僕のケースです。

学会の参加を希望する場合、研究内容をまとめたレポートのようなものを提出します。

そのレポートをもとに、口頭発表の機会が与えられたり、ポスター発表の機会が与えられたり、今回は発表しちゃダメ、という結果が出たりします。

 

口頭発表のチャンス

今回僕は、ありがたいことに大学4年生の時の研究内容で、口頭発表の機会が与えられました。

15分間、英語で発表・質疑応答します。そのために、成果をまとめ、資料をつくり、発表練習し、質問対策をする必要がありました。

この間に、自分自身のさまざまな問題や、その解決策と向き合うことになりました。

長くなりそうですが頑張ってまとめてみます。

 

勉強方法の問題【勉強=暗記ゲーム】

そもそも僕自身は、以前の勉強方法に問題がありました。

僕は高校生の歳のころは、「勉強=暗記ゲーム」と考えていました。

ですので、「いかに効率よく、つまり時間をかけずにテストで高い点を取るか」というテーマの元、さまざまな記憶術や勉強方法、脳科学などについて学び、実践し、改善し続けてきました。

ある意味で「勉強法」の研究をしていたという感じです。

 

暗記だけで通用するのは高校生まで

今だから、わかります。この暗記ベースの方法だと、通用するのは高校生まで。

その先、困ることになります。今回の僕のように。

 

脳科学的にも、高校生までの期間と、その後の期間に、脳の使い方が変化するという事実があります。

今回の研究テーマについて、発表資料を準備していく中で、

過去のダメだった自分のツケが回ってきたと強く感じました。

 

暗記の技術があれば、テストで点は取れます。単位も取れます。いい成績も取れます。受検にも合格します。

暗記の技術を高めることは、短期間でテストの点を上げたい場合は、かなり有効です。

もしくは、勉強のやり方が全く分からない、学ぶ楽しさが全く分からない場合は、暗記の技術を高めることで達成感を得ることはとても大切です。

 

しかし、それだけじゃだめなのです。

研究の場や、社会人になって仕事をする場で、答えのない問題と向き合う場合は、

暗記ゲームで培われたただの情報に、大きな価値はありません。

 

暗記しただけでは忘れてしまう

大学4年生の時になんとか卒業論文を書き終え、もう大丈夫!と思ってそれ以来、

はっきり言って内容をすっかり忘れていました。

そして今回その内容で改めて、学会発表する、ということになったわけです。

もし、僕がその研究テーマについて学びを一生高め、それをいかし続ける、という意識を持っていれば、

あれから1年以上たった今、もっと勉強し、もっといろいろなことがわかり、さまざまな実験にトライし、結果的に今回の発表のクオリティは上がりまくったはずです。 

その結果、もっと充足感を感じ、貢献できたはずです。

 

心から楽しんで学ぶ

僕は22歳になってやっと、「心から楽しんで学ぶ」ことの大切さを知ると同時に、本質的にそれができるようになったと思っています。

今でこそ、そのための考え方などを中高生に伝えていますが、

以前は本質的な学びが全然できていませんでした。

楽しんで学べるようになれば、学んだ内容はただ暗記しただけにとどまらず、

学びをいかし続けるという状態にできます。

楽しめないままに、ただ暗記する学習方法だと、暗記した情報をキープする必要がなくなった時点で、その情報はなくなってしまいます。

わかりやすく言えば、受験や定期テストの後にすっかり忘れてしまうのです。

 

心から楽しんで学ぶために

前述したとおり、学んだことを一生かけて高め、それをいかし続ける、という意識が大切なのだと思います。

その意識があれば、情報を忘れてしまうことはありません。いかしていく中で、再インプットされ、どんどん本質的な学びへとシフトしていきます。

そのためにも、「なぜそれを学ぶか」と向き合うのはとても大切です。

 

例えば中学生や高校生に、いきなり「この勉強について、一生かけて高める?」と聞くつもりはありません。

大切なのは、学ぶ理由を自分なりに明確にすることです。

シンプルな質問は、「この勉強をすると、どんないいことがあるかな?」です。

例えばいいことが何もないと思い込んでいる状態で、勉強を楽しめるはずがないのです。

たとえ学校の宿題など、義務的なものであったとしても、

自分がそれをやる理由と向き合い、自分自身で納得できる答えが見つかれば、

勉強を楽しめることにつながります。

 

自分で極めるか否か

学ぶ理由を明確にする習慣があれば、その先に次のステップが訪れます。

そのステップとは、学ぶ内容を以下の二つに分けることです。

それは、「この勉強は、一生かけて高め、学びをいかし続けよう。」と思う分野と、

「この勉強は、自分は必要最小限にとどめて、あとはできる人に任せよう」と思う分野の二つです。

どんな分野であれ、そのプロフェッショナルとなり、能力を高め続ければ、

どんな時代も必要とされる人になると思います。

一生かけて高める分野に関しては、暗記だけでいいはずがないのです。そしてその意識があれば、確実に楽しんで学べます。

 

例えば僕の場合、コミュニケーション、脳科学、心理学、コーチング、傾聴、ファスティング、ビジネス構築、マーケティング、コピーライティング等に関しては、一生かけて高め続けます。

逆にプログラミング、WEBデザイン、イラストなどは、興味はあるけどできる人と組もうと思っています。

 

中学生などの早い段階で一生高め続けたい分野が明確になれば、

それを学べる大学に行くことほど、楽しいことはないと思います。

自分で極めるか否か、という決断は、学生だけでなく社会人になってからも、重要なものだと僕は考えています。

 

いかがでしょうか。

長くなってしまった上に、読みにくい文章になってしまったかもしれません。

今日も自分を尖らせることができる1日に感謝。

読んでくださってありがとうございます。

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