「人間万事塞翁が馬」に、ちょっと付け足す提案
おはようございます。まこっちゃんです。
昨日はこんな記事を書きました。
今日は、昨日でてきた、
「人間万事塞翁が馬」
ということばについてです。
目次
人間万事塞翁が馬って?
あなたは、このことばをご存知ですか?
意味は、
人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。
とあります。
僕は意味を知るまで、
にんげんばんじさいおうがうま
って読むと思っていました。
正しくは、
じんかんばんじさいおうがうま
ですね。
「人間(じんかん)」とは日本でいう人間(にんげん)の事ではなく、世間(せけん)という意味らしいです。
中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」のお話
これには、こんなエピソードがあります。
中国の北の方に占い上手な老人が住んでいました。
さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。
ある時、その老人の馬が北の胡の国の方角に逃げていってしまいました。
この辺の北の地方の馬は良い馬が多く、高く売れるので近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。
ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。
「このことが幸福にならないとも限らないよ。」
そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬をたくさんつれて帰ってきました。
そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。
「このことが災いにならないとも限らないよ。」
しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。
近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。
「このことが幸福にならないとも限らないよ。」
1年が経ったころ胡の異民族たちが城塞に襲撃してきました。
城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。
そして、何とか胡人から守ることができましたが、その多くはその戦争で死んでしまいました。
しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み、無事でした。
以下のサイトから引用
確かにその通りだと思う
実際、こういうことはたくさんありますよね。
昨日の例なら、終電逃してショック⇒ホタルを見れた みたいな。
その他にも、大学落ちてよかった!とか、
あのとき失敗して良かった!とか、
いろいろあると思います。
ちょっと付け足してもいいんじゃない?
しかし、ちょっとだけ、つけ足してもいいんじゃない?って思います。
- 悪いこと⇒良いことになるかも
- 良いこと⇒悪いことになるかも
ということで、安易に喜んだり悲しんだりするべきではない、とのことですが、
僕は喜ぶのは安易でいいじゃん!と思います。
つまり、
- 悪いこと⇒良いことになるかも!
- 良いこと⇒やったね!幸せ。感謝。
これでも、いいんじゃないかな。と思います。
もうひとつ思うこと
もう一つだけ、思うことがあります。
それは、
結局、幸不幸は解釈次第、ということ。
例えば、こんな解釈もあります。
ある時、その老人の馬が北の胡の国の方角に逃げていってしまいました。
この経験のおかげで、今後より一層気を付けられる。もっと大きい事故を防げるかもしれない。ラッキー。
もしくは、
この経験のおかげで、馬への深い感謝に気付くことができた。次の馬を手に入れたら、もっと大切にすることができる。ラッキー。
もしくは、
あの馬はなにかどうしても逃げたい事情があったに違いない。あいつが逃げた結果、幸せなら、おれも幸せだ。ラッキー。
ちょっと無理やりかもしれませんが、どうにでもなっちゃいます。笑
同じ事実を、幸せに解釈することができれば、不幸に解釈することもできる。
あなたはどっちを選びますか?
まとめ
というわけで、ちょっと付け足したバージョンの
「人間万事塞翁が馬」
の使い方。
①悪いことが起きたら、
「いいことになるに違いない。」
もしくは、「こう考えたら、これっていいことだなあ」
と考える。
失敗したときに、腹を立てたり自己嫌悪したりするのではなく、
「この失敗から学べることはなんだろう」
「この経験を、どのように次にいかせばいいだろう」
というのも、ほぼ同じです。
そして、
②幸せな出来事はそのまま喜び、感謝する。
今日も、たくさん学ぶ1日に感謝。
読んでくださって、ありがとうございます。