一生つなわたり

一生つなわたり

初めての国際学会、口頭発表で学んだこと。

こんばんは。いろいろな宣言が実行できていなくて、ごめんなさい…。

ただいま不安定期を駆け抜けているまこっちゃんですが、落ち着いたらひとつひとつ、実行してゆきます。

とりあえず今日は、書きかけのブログ記事の続きです。

 

今日は、国際学会での口頭発表についてです。先月27日に無事発表が終わりました。

学びや、反省点がいっぱい。それをまとめかけていたのを完成させます。

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 目次

初めての国際学会

理系の大学院では、学生は研究室に配属されます。

教授や、自分が研究したいテーマなどをもとに研究室を選び、

それぞれの研究テーマについて教授や仲間たちとともに、研究するのです。

研究成果がでれば、その成果を発表し、共有・ディスカッションする場が与えられます。

それが学会です。

学会にもいろいろな種類があります。理系と言っても本当に様々な研究分野があります。その分野ごとに世界のいろいろな場所で、学会が開かれています。

 

ここからは今回の僕のケースです。

学会の参加を希望する場合、研究内容をまとめたレポートのようなものを提出します。

そのレポートをもとに、口頭発表の機会が与えられたり、ポスター発表の機会が与えられたり、今回は発表しちゃダメ、という結果が出たりします。

 

口頭発表のチャンス

今回僕は、ありがたいことに大学4年生の時の研究内容で、口頭発表の機会が与えられました。

15分間、英語で発表・質疑応答します。そのために、成果をまとめ、資料をつくり、発表練習し、質問対策をする必要がありました。

この間に、自分自身のさまざまな問題や、その解決策と向き合うことになりました。

長くなりそうですがざっくりまとめてみます。

 

マインドについて

一流の研究者たちの時間を奪うかも

今回考え方がかなり変わりました。以前は、いい経験になるし、何とか終わらせよう!と思っていました。しかし準備していく中で、気付きました。

一流の研究者たちが、僕の発表を聞いてくれるわけですが、

実際に発表するということはつまり、その人たちの時間を奪ってしまうリスクがある、ということです。

この考え方を、当たり前に持っている方もいるかもしれません。

僕にとってはとても重要な気付きでした。

 

伝われば、最高のアイディアを得られるチャンス

そして、ただ発表するだけではないのだと知りました。

しっかり伝えることができたら、それぞれの分野の研究者たちがアイディアをくれます。

そのアイディアによって、今後の自分の研究がより良くなるチャンスだということです。

報告のようなイメージを持っていましたが、題材を提供し、議論し、アイディアを得る場と考えた方がいいな、と学びました。

 

聞いている人が閃くかも

学会ということで、聞いている人は全員研究者です。自分の研究がより良くなるのももちろんですが、それだけではありません。

良い発表ができれば、聞いている人が閃くかもしれません。

その結果、その人の研究がめちゃめちゃうまくいって、

世の中に大きく貢献できるかもしれません。

そう考えていると、ものすごい貢献につながる可能性があるのだな、と思いました。

 

発表について

デザインの大切さ

はじめての国際学会でしたが、さまざまなデザインの発表がありました。

デザインはとても大事です。小さい文字で、とても見にくい発表もありました。

そんな発表は、いくら内容がすばらしくても、なかなか聞いてもらうことは出来ません。僕自身も聞いていて、ぜんぜん見えなくてきく気が失せてしまう、という経験をしました。

デザインは見る人への感謝を示すことでもあるのだな、と思いました。

 

質問を勝手に解釈しない

国際学会ということで、発表はすべて英語、そして質問も、もちろん英語です。

質問を聞き返す表現や、確認する表現を、事前に練習していました。

にもかかわらず、質問していただいた内容に対して、勝手に解釈して、答えてしまいました。

あとからわかったことは、見当違いな答えをしてしまっていた、ということです。

あってると思っても、一応聞き返すくらいの丁寧さがあった方がよいようです。

 

質問対策<より良い発表

質問対策として、20個くらい質問を想定していました。

しかし実際聞かれたことは、全く想定していない質問でした。

その原因として、そもそも発表自体がうまく伝わっていないということが考えられます。

優先すべきは、質問対策よりもより良い発表なのだと思います。

僕は今回、結局原稿を読んでしまいました。

もしこの記事を読んでいるあなたが、これから学会で発表する場合。

ぜひ、原稿をしっかり練習し、覚えてください。その方がより伝わり、結果的にたくさん成長できると思います。

 

 

環境について

ありがたい環境

最後に、環境についてです。僕はとてもありがたい環境にいるのだな、と思いました。

研究内容はもちろん、素晴らしい仲間、学内での発表のクオリティなど、外に出てみて初めて気付くことがたくさんありました。

 

興味を持ってもらえるテーマ

僕達のテーマは、脳神経電位測定のための、脳に刺す針の研究です。

僕は英語でおしゃべりするのが大好きですが、今回初めて、自分の研究についてしゃべりました。

脳に刺す針の研究というと、とてもわかりやすく、誰もが興味を持ってくれます。

そんなテーマに携われていることに感謝です。

 

素晴らしいデザイン

僕達の研究室の先生は、デザインが半端ないです。僕のチープな発表スライドを、ちょちょっといじってくださり、超カッコいいデザインになりました。

そして、僕の研究室の仲間も先輩たちも、みんな素晴らしいデザインなのです。

こんな環境に入れてありがたいと思いました。今回、デザインの力を思い知り、今後高めていきたいな、と思うようになりました。

 

まとめ

いかがでしょうか。これを読んでくれているあなたは、もしかしたらこれから初めての国際学会かもしれませんね。

応援しています!たのしんでください。

 

今日も学び多き1日に感謝。読んでくださってありがとうございます!

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